
私たちの視点 私たちの言葉で考え、伝えよう!
エネルギー
NPO法人 あすかエネルギーフォーラム 理事長 秋庭 悦子
2001年にエネルギー問題に関心のある消費生活アドバイザーを中心に設立した「あすかエネルギーフォーラム」は、消費者の視点でエネルギー問題を考え、行動することをモットーに活動を開始し、2003年に東京都からNPO法人として認可されました。ほとんどの会員は主婦や行政の相談員など仕事を持ちながらボランティア活動しています。
中心となっている活動は、消費者同士が自らの言葉で語り合う「エネルギートークサロン」で、東京、柏崎、青森など全国各地で22回開催し、その他、勉強会や見学会も開催し、韓国の原子力発電所視察と「原子力を理解する女性の会」(WIIN)との交流も行いました。
エネルギー問題、特に原子力の問題は、一般の消費者にとっては、気軽に情報を得たり、素朴な疑問に答えてくれる場所が少なく、国や電力会社の説明会や講演会も敷居が高いのではないでしょうか。また、講演を聞くだけでは、なかなか理解、納得することが難しいような気がします。そこで、私たちは一般の消費者が気軽に参加して、エネルギー問題を暮らしの言葉で語り合い、互いに気づきあう「場」として「エネルギートークサロン」を全国で展開しています。
私たちが最も大切にしていることは「共感」である。参加者と同じ立場の消費者が、企画から運営まで全て手作りで場を作り上げ、「共感」から話し合いが始まるのが、私たちの特徴。参加者もその地域の消費者が家族や友人に呼びかけ、まさに草の根活動です。
当初はいわゆる産消交流のような形ではじめたトークサロンでしたが、その後、電気の生産地も消費地も同じ電気を使う消費者として「枠を超えて」エネルギー問題を考える必要があると気づきました。そこで、全国で、私たちと同じように主体的に活動するグループと連携または、地域によっては新たにグループを作り、「生活者のエネルギーネットワーク」を全国に広げてきました。
これからのあす発信するのかが重要になってくるのではないでしょうか。国や電力会社などに提言し、また、消費者に分かりやすく伝えていくことが重要だと思います。
エネルギートークサロンを中心に活動を重ね、ネットワークの拡大を目指してきましたが、今、課題となっていることは、いかに情報発信するかということです。消費者同士で語り合っても、そのままでは単なる井戸端会議に終わってしまうのでは何もなりません。真摯に話し合えば合うほど、その結果をどこにどのように
今や地球温暖化、原油の高騰などエネルギー問題は私たちの暮らしそのものの問題となっています。私たちの視点で、私たちの言葉で、誰に何を伝えるのか、真剣に考えていかねばならないと思っています。 そのためには活動の足元も固めていかねばならないと思っています。
地域の会員が友人や地元の環境団体に呼びかけ、図書館や福祉センターなど公共施設で、暮らしとエネルギーのかかわりについて勉強し、意見交換を行うなど、大地に根ざした草の根活動をすることこそが、私たちの本来の活動のあり方です。持続可能な活動に向けてえねるぎっしゅに活動していきたいと思っています。皆様もぜひ、ご一緒に活動しましょう!
秋庭悦子氏は平成22年1月 内閣府原子力委員会委員就任に伴い、 理事長を退任いたしました。今後は顧問に就任し、引き続き御助力いただきます。 平成22年5月の総会までは規約により中野和江が理事長代行を務めます。 これからもあすかエネルギーフォーラムの活動に、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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